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【華麗なる転身】政治家からYouTuber! 元衆議院議員・元横浜市長の中田宏さんインタビュー(後編)



小窓(ペンネーム)
小窓(ペンネーム)

積極的に情報発信を続けている中田宏さんですが、そもそも、政治家になろうとなぜ思ったのでしょうか。そして中田さんの政界復帰はあるのでしょうか?
それとも、現在と同様に、政治の枠を飛び越えた政治活動を続けていくのでしょうか?
インタビュー第3弾では、政治家を志したきっかけ、今後の出馬の可能性など、中田さんの胸の内を聞きました
(あわせて前編中編もお読みください)

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-YouTubeチャンネル内の動画内に「政治が好きでやっているわけではない」という言葉がありました。その真意を教えてください。
政治は「広い意味の政治」と「狭い意味での政治」があると思います。「広い意味での政治」は、政治に関心を示す、声を上げる、パブリックコメントをすること、選挙に行くこともそうです。より組織的になれば、市民団体や政策提言のグループもそうです。これは、国民の誰もができるものですよね。
「狭い意味での政治」は、国会議員や地方議会の議員、県知事や市町村長など首長をやること。すなわち「政治職に就く」ことです。
政治家も一つの大きな手段ですが、私の目的はあくまで「より良い日本にしていきたい」ということなので、もっといろんな活動があるということです。

-政治というと「政治と金」の話題もありますし、「永田町が就職先」という言葉もあります。
選挙が就職活動、政治家が職業という人が多いのは、紛れもない事実で私は大嫌いです。私自身、目の当たりにしてきました。これもまた、メディアがそういう人たちの方が目立つ報じ方をしているということもあり、国民からは、政治家全体への不信感につながっているというのもあります。
しかし、より良い社会にするために活動している人も多くいるということも、間違いなく事実です。

-「日本全体をより良くする」ために「政治家」を志したということでしょうか?
その通りです。20代に「日本社会を、より良い社会にしていくために生きていく」と決めました。これまでずっとそうですし、今もそうですし、これからもそうです。

-そう思ったきっかけを教えてください。
これまでの著書でも書いてきましたが、高校・大学生の頃に、自分の生活環境の中で素朴な疑問を持つことから始まりました。溢れているゴミ、停めてはいけない場所にある自転車、殺人的な満員電車、真面目に働いても家が買えない…など、そういう疑問がいくつもありました。やがて大学生になり、それを政策論として議論していました。
問題を解決するための方法(ソリューション)があっても、それが社会の中で機能しなければ解決しません。機能させるためには「決める」ことが必要です。その「決める」ということを「政治」がやっているということが分かり、「政治そのものを機能させたい!」と気づきました。

-10代の頃の「社会に対する疑問」がスタートだったということでしょうか。
そうです。最初は、人生経験が少ない中の、自分自身の狭い視野からの疑問ですので、すごく政治に関心があります!というところから始まった訳ではないです。

-若い時期には、政治には関心がないこともありますが、早い時期に決心されたのですね。
政治に無関心であるとか、政治は難しい・分からないということは、自分に無関心であるのと同じ意味だと思います。なぜなら、自分が生きている社会を定義づけているのが「政治」ですから。

-動画配信の話に戻りますが、「初当選以降、民間と同じ水準で生活」「現在は年収700万円、手取り580万円」というお話がありました。その理由を教えてください。
理由は2つあります。1つは、特権的感覚になりたくない、相応の生活水準でありたいということです。28歳で国会議員になった時、議員の年収は2000万円でした。一般的に企業に就職した若者ではあり得ないですよね。そういう人もいるかもしれませんが、マジョリティは違います。
もう1つは、いつ不安定な生活になるか分かりませんから、身の丈をわきまえておくことがとても大事だということが理由です。
あえて、もうひとつ付け加えるなら、身の丈に合った分の金額を引いた残りは、活動のために使っており、いうなら「一石三鳥」です。

-議員は様々な経費を自分で払わなければいけません。お金がかかるから高収入だというイメージがありました。
お金はかかりますよね。議員は普段の生活だけでなく、事務所の維持費や人件費、制作物などの費用がかかる一方で売り上げはありません。公的な資金として浄財をいただくことはあるけれど、自分のお金を、合法的な形で活動資金に入れている人は、結構いると思いますよ。

-計画的にと言いますか、着実に活動してきたのですね。
「議員でなければ生きられない」ということであれば、当選し続けていなければなりません。そのためには、有権者に媚び、時に政策を曲げる、黙っているということにもなると思いますが、私はそうでありたくない。政治職になくても、自分が活動していくためには、生活できるようになっておくことが必要です。自分で作ったルールが活動を可能にしています。

-ところで、現在の活動は、次の選挙に向けてでしょうか?
さっきも言ったように、私にとっては政治職は一つの手段です。政治職はすごく重要な役割ではありますが、それ以外の手段もある。私は、社会を変えられればいいので、何が何でも選挙に出て政治職でなければならないわけではないです。

-しつこくて申し訳ありません。例えば、今後、手段として必要と判断した場合、出馬する可能性はゼロではないのでしょうか?
そりゃあ生きている限り、ゼロというのはあり得ないと思いますよ。でも出馬を念頭に日々の活動をしているわけではありません。そんなに皆さんやりたいですか。あるいは私にやらせたいですか。次の世代により良い日本社会を渡せるように活動する、そのためには色んなやり方がありますから。そうしたチャレンジをするのみです。

-お忙しい中、ありがとうございました。
小窓(ペンネーム)

小窓(ペンネーム)

20歳頃から出入りしていた編集部から声をかけられたことをきっかけに雑誌編集者となり、Web編集者に転じる。その後、ひょんなことから取材活動を始める。現在、政治を勉強しながら執筆活動など。猫2匹と同居中。

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