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参議院議員 中西けんじ氏 インタビュー



選挙ドットコム編集部
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政治家の本当の姿を伝える、選挙ドットコム「政治家インタビュー企画」。
今回は、無所属の参議院議員、中西けんじ氏にお話をうかがいました。

中西氏は、東京大学法学部卒業。JPモルガン証券会社入社。2009年取締役副社長を最後に退社。2010年第22回参議院議員選挙にみんなの党公認で出馬し2位で初当選を果たしました。みんなの党解党後「神奈川みんなの改革」に参加し、党代表代行に就任。次回参院選は自民党の推薦を受けて立候補する予定です。
<参考>ホームページ:http://www.nakanishikenji.jp/

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【政治家を志したきっかけは何ですか?】


私は2009年に横浜市長選に立つまで、外資系の金融機関に21年間勤めていました。リーマンショックに遭遇したのは、株式と債券を統括する取締役副社長を務めていた時です。当時、世界中の金融市場に激震が走ったのですが、震源地となったはずのアメリカの金融機関はすぐに立ち上がってきました。
むしろ、ほとんど無傷だったはずの「日本市場の魅力がなくなっていく」という現実を、目の前に突き付けられたんですね。ジャパン・アズ・ナンバーワンが、ジャパン・ナッシングといわれてしまったんですよ。
そこで、「日本の地盤沈下を、なんとかしてくいとめたい」「日本をよくしたい」という気持ちが強まったことが、政治の道に進むきっかけとなりました。

また、初心にかえって、「自分は何がしたかったのか」ということも考えていました。実は、若い時に外交官試験を受けたんですが、だめだったんですよ。「外交をやりたい。行政に携わりたい」というあの頃の気持ちが湧き上がってきたことも、政治家を志した理由のひとつといえますね。

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【政治信条を“ひとこと”で表現していただけますか?】


「日本という国の将来にみんなが希望を持てるようにしたい」
企業はデフレに対応しようとコストカットに走る。賃金が下がる。消費が落ち込む。生産が減少する。さらにコストカット、、、この負のスパイラルにはまっていたのでは、将来に希望が持てません。萎縮し続けているマインドを逆転させて、今日より明日に、そしてさらに一年後に期待や希望を持てるようにしたいですね。
経済が良くならなければ、日本の国際社会での存在感は戻りません。

 

【特に力を入れている政策について教えていただけますか?】


まず「経済の成長と、社会保障の充実」です。
かつての「失われた10年」が、「失われた20年」といわれるようになってしまいました。これを絶対に「失われた30年」にしてはいけません。成長戦略が非常に重要ですね。経済が良くなれば税収が増えます。そこで初めて社会保障を充実させることができることになります。

もちろん、身を切る改革も必要です。ただ、社会保障の財源をきちんと確保することが大事です。バラマキではなく、「政治の力を必要とする弱い人、困っている人に向かってしっかりと手を差し伸べる」。これをやっていきたいと思っています。

社会保障制度を維持していくには、厳しく見直す必要があります。ただ、現在の高齢者の方々の給付を減らしてはいけません。今ある制度を前提に生活を組み立てており、年齢的な面からしても変更が難しいからです。2階に上げておいて、はしごを外すようなものでしょう?
まだ準備をする時間のあるわれわれのような40~50代の現役世代が、「20年後の給付を減らす」という決断をしなくてはならないと思っています。

次に、経済成長戦略としての農業です。
「可能性を十分に秘めている」という前向きな気持ちで取り組んでいきたいテーマです。たとえば、TPPは農業に対して悪影響があるということで守りに入るのではなく、「日本のお米や野菜、果物は美味しい。品質もよい」と自信を持って輸出していくべきだと思います。
日本の農産物の輸出高は世界の54位ですが、生産高は10位。トッ10の堂々たる農業大国ですよ。つまり、攻めの農業に転ずる基盤は十分にあります。あとはやり方次第。
かつてオイルショックの時代に日本の省エネ車がアメリカで売れたように、海外の需要を見極め、それに合うような農業をやっていけば、まさにピンチをチャンスに変えることができると思っています。

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【あなたにとって選挙とは何ですか?】


選挙は、ひとりの人間の要素がまるごと判断されるものです。人格、表情、言葉遣い、政策、これまでにやってきたこと、人生、悪いことをしてきたのならそれも、全て評価されるので、私たちは出来る限り情報を提供し見てもらわなければならないと思います。ですから、選挙区では、「自分がいる」ということを様々な場所に行って示していくことが選挙なんだと思います。

私の場合、毎朝、駅に立って演説を続けているんですが、そこで感じるのは、直接訴えかけることができる人は限られているということ。駅に来ない人や車で通勤している人には会えないですから。もしかしたら、ずっと家にいる人たちの中に「困っている」という人がいるのかもしれない。その方たちに、「どのようにアクセスしていくのか」というのが問題ですね。
ただ駅での演説ひとつをとっても、非常に勉強になることがあります。たとえば、通勤のみなさんで込み合う時間が過ぎ、朝9時を過ぎると障害者の方が増えてくることに気づくんですね。たくさん人がいる時も、まばらになる時も、いろんな時間に立つことによって、学ぶことがたくさんある。「何が本当に大切なのか、必要なのかがわかる」というのが選挙活動だと思っています。

 

―インターネット選挙について―


選挙権年齢が引き下げられますが、新たに有権者となる18歳、19歳の人に投票してもらえるように、分かりやすく将来のことを発信していくことが大事だと思っています。
「ネット選挙」が解禁になれば、次は「ネット投票」だと思います。ただ、それには投票率が実際にもっと上がる事が必要でしょう。「投票率アップの手段だけのためにやっていく」というのは、いかがなものでしょう。もともと選挙に行かないような方が「インターネットなら手軽だから投票する」という程度だと、「よく考えた上での選択なのか?」という疑問が残るからです。
ただ、期日前投票だけではなく、選挙当日も投票所を選べるようになるのは非常に良いことだと思います。こういうことも活用して、ぜひ若い方も投票所に足を運んでみてください。

 

インタビューの掲載について


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03-5212-4377 担当:苅部 karibe@jcos.net / 工藤 kudo@jcos.net
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