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【政党支持率】2016年4月の各政党支持率。~民進党への期待は支持率にあらわれているのか~



増沢諒
増沢諒

【政党支持率】2016年4月の各政党支持率。~民進党への期待は支持率にあらわれているのか~

7月の参院選に向け、選挙に向けたニュースが多くなって来ています。また、民主党と維新の党が合併し、「民進党」という自民党に対抗する新たな野党ができたことも、大きなニュースです。民進党は、民主党と維新の党の合併プロセスの中で、できるだけ世論に分かりやすく、支持されそうな名前にしようと、党名を決めるのに電話による世論調査を用いるなど、選挙を見据えた政党であるでしょう。

政党名を変更するというのは、選挙前のこの時期を考えると、非常にリスクの大きい決断です。なかなか新しい名前を覚えられず、昔の政党名を書いてしまったり、違う名前を書いてしまったりという間違いが起こる可能性もあるためです。逆に、政党名を変えることで、今までの悪いイメージが変わり、新鮮さによって支持が高くなるとも考えられます。

選挙に向けて、各党とも自党への支持率をより注目ししていますが、実際のところ、有権者はどのように感じているのでしょうか。今回は、新聞・テレビ局などが独自に行っている世論調査の中で、「あなたの支持している政党をお答えください」という質問の回答を様々な角度から比較することで主要政党の支持の移ろいや、新たに政党名を変更した党の状況を見ていこうと思います。

 

自民党の圧勝、2位とは5倍差の支持率


まずは、個別のメディアではなく、新聞社+通信社(朝日新聞、読売新聞、日経新聞、共同通信、時事通信)とテレビ局(NHK、日テレ、TBS、フジテレビ)の平均値の推移を確認したいと思います。

新聞社+通信社の平均値

新聞社+通信社による平均値の推移を確認すると、他の政党に比べた時の自民党への支持の強さが際立っています。しかし、それ以上に「支持なし(無党派層)」が最も高く、50%、有権者の半数までに到達してしまうほどになっています。自民党に次ぐのは民主党、現在の民進党です。次点とはいえ、約7%しか支持されていません。自民党が約40%の支持率を持っているのですから、かなりの差があると言えます。民主党政権時の失敗や、なかなか自民党に対抗できる勢力になっていないなどのイメージが強く残っているのでしょうか。

 

テレビ局の調査では、自民党支持がやや伸びている


テレビ局の平均値

調査の違いや期間、回答者数の違いなどもあるでしょうが新聞社+通信社とは違って、自民党の支持が約5%高くなっており、逆に支持なし(無党派層)が約10%も低い結果となっています。また民主党の支持に関しても約5%高くなっています。2016年3月だと、自民党と支持なしが同等程度の大体35%〜40%で、民進党は約10%の支持を得ています。この結果も新聞社+通信社と同じで、まだまだ自民党に対抗するには無党派層の支持を取り付ける必要性があるといえますが、自民党と公明党の与党の支持を合わせると40%を超えていることから、このままだとなかなか厳しいかもしれません。

 

気になる民進党の影響は?


では、2016年2月から3月の支持率の増減、つまり、民進党ができたことによる影響はどのようなものかを見てみたいと思います。

グラフ/2月から3月支持の増減

2016年2月時は民主党と維新の党という別の政党でしたので、合計して数値を出したとはいえ、この増減表から分かるのは、民進党になったことの影響は薄いでしょう。「支持している政党を回答してください」という質問なので、支持している人は常に注目し、支持しているのではないかと考えると当然の結果なのですが、有権者も合併し、新しい政党になったとしても劇的に何かが変わったと実感がまだないではないでしょうか。

今回は詳しくは見ませんが、多くの調査では「民進党を期待するか」という質問では一定の数値あったので、これからの政治での動きで支持できるかどうかを有権者も冷静に見ているということではないでしょうか。いずれにせよ、政党の支持率の変遷を見ることで、有権者が何を求めているか、政治的な出来事にどのように反応しているかが分かります。スキャンダルなどの一時期に大きく取り上げられる質問ではなく、このような長期にわたって同じ質問を行うことは大きな意義があり、有権者にとっても政治情報として参考になるものだと思います。

<参考>
http://www.asahi.com/special/08003/list.html
http://www.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/?from=ycnav3
https://www.nikkei-r.co.jp/phone/results/
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics-support-pgraph
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/political/2016.html
http://www.ntv.co.jp/yoron/201603/soku-index.html
http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/yoron/backnumber/backnumber.html

 
増沢諒

増沢諒

増沢諒 1988年長野市出身。早稲田大学、東京工業大学 修士課程修了。研究テーマは「政治家のSNS利用」。 2014年マニフェスト大賞受賞。ITベンチャー企業や政治家秘書を経て、現在選挙ドットコム 編集長。

Twitter : https://twitter.com/ryo_masuzawa

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