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投票率向上CMコンペに超自虐ネタ(画像あり)で応募→まさかの入賞!投票率全国最下位・青森県への心配が止まらない

2016/4/4

寒川倫

寒川倫

投票率向上CMコンペに超自虐ネタ(画像あり)で応募→まさかの入賞!投票率全国最下位・青森県への心配が止まらない

投票率最下位の県がどこか、あなたは知っているだろうか?

正解は青森県。現在、青森の国政選挙投票率は2年連続の最下位を記録している状況である。投票率は2013年7月の参院選で46.25%、2014年12月の衆院選で46.83%というので、投票した有権者はなんと2人に1人以下だったわけだ。ひええ〜!

18歳選挙権が実施される今年夏の参院選に向け、そんな青森の選挙管理委員会がついに立ち上がった。そこで行われたのが「『投票率最下位脱出』テレビCM案」の募集プロジェクトである。内容としては、10代後半から20代の個人、もしくはグループを単位として、投票率を上げるためのテレビCMのアイデアを募り、受賞作品が実際に選挙管理委員会の広報に採用される……というものだ。応募は6こま以内の絵コンテか30秒以内の動画で受付し、2月29日が締め切りとなっていた。

 

選挙ドットコムも考えてみた

取り組みとしては非常に面白い内容だし、選挙ドットコムからも何かアイデアを提案できないだろうか? ということで、私も少し考えてみることにした。そして実際に応募してみたのがこちらの絵コンテ。結構頑張って描いたので、細かいところが雑なのは許してください。

青森県の漫画

青森には全く行ったことがないのでよくわからなかったのだが、イメージだけで絵コンテを描いてみた。絵を描くためにねぶたの画像を検索していたのだが、これは、追いかけられたら、死ぬ。(確信)

選考はネット投票を経たのち、5名の大学生と3名の選挙管理委員会の担当者によって入賞作品が決定される。応募作品数は全部で23作品だ。高校生のピチピチした作品がたくさんあったので、まあ入賞はないだろうと思っていたのだが、ところがどっこい。

 

ま さ か の 入 賞

入賞してしまいました。

携帯に知らない番号からの不在着信が入っていたので何だろうと思っていたのだが、後から調べたら青森の市外局番だった。マジかよ! ダメ元だったので素直にうれしい誤算である。5作品が入賞しているので実際にCMになるかはわからないが(採用されたらこれの撮影のためだけにねぶたが出動するのか!?)、とにかく光栄な事態! 選挙ドットコムも青森県の投票率向上の役に立てるのかもしれない。

 

「投票率全国最下位」、どうするよ青森

今回の企画は、「青森の投票率は全国最下位」という情報を盛り込むことが条件であった。そんなネガティブなことをPRするのは、「まず事実を知ってもらいたい」からだ、と青森県選挙管理委員会の柿崎さんは話す。

「まず、『投票率全国最下位』という事実を知ってもらいたい。その事実を知ってもらえれば『青森県は投票率最下位でいいんだろうか。選挙大事でしょ』というように考えてもらえるのではないかと思い、『投票率全国最下位』を前面に出した啓発を始めました。」

確かに、選挙への危機感を煽るやり方は、多少荒療治でも単純に「選挙に行こう」というより効果がありそうである。かくいう私は地方民の自虐が大好きなのでこういう話題には食いついてしまう。

今年始まる18歳選挙権に際しては、選管が選挙の出前授業としてたくさんの高校を回り、ここでも「投票率全国最下位」をPRしているそう。授業後のアンケートでは「投票へ行く」という回答が多く、若い世代による投票率の底上げが期待されている。

 

選管ツイッターから見えるもの

投票率を上げるために大切なのは、やはりPRだと思う。

実は各自治体の選挙管理委員会は多くの場合公式ツイッターを運営しており、選挙啓発イベントの様子や選挙のゆるキャラ「めいすいくん」の画像などが掲載されている……のだが、そのアカウントのフォロワー数はピンキリだ。

例えば東京都選管のフォロワーは8,009人(ぶっちぎり1位!)、神奈川県選管のフォロワーは1,421人、茨城県の選管では734人、岩手県の選管は542人である。日本一人口が少ない県である鳥取県の選管のアカウントで336フォロワーなのに対し、青森選管はというと……。

青森選管Twitter

180フォロワー!

これは由々しい。ざっと都道府県の選管アカウントを見比べてもフォロワー数は最低ランクだ。フォロワーは県内の学生や他県も含む政治家のアカウントが目立ち、高校生らしきアカウントなどは少なかった。

ツイート数も少ないし、これは選管がツイッターをちゃんと運営していないからじゃないの? と思ったのだが、青森の選管は実際他の選管よりツイート内容が柔らかく、顔文字の使用や美人時計風の選挙カウントダウンなど、SNSを盛り上げようという姿勢が感じられた。内容的には頑張っているのに、なぜこんなにフォロワー数が少ないのだろう……。これで本当にPRになっているのだろうか?

 

選管にも県民側にも歩み寄って欲しい

青森の選管と青森県民の間には、微妙な距離があるのかもしれない。今回の企画は選管から県民への歩み寄りだが、きっとすぐに投票率が上がるわけではないだろう。敷居が高い政治というジャンルに少しでも目を向けてもらえるよう、ぜひ継続して県民参加型企画を行って欲しい。そしてこれを読んでいる青森のみなさん、選挙に行ってくれ。

選挙ドットコムは今後も青森の投票率を見守っていきます。

 

おまけ

青森選管のツイッターをフォローしている理由がわからない人を発見したので、ご報告します。

青森選管Twitterフォロワー

 


カンザスシティのDJ

何 で だ よ

130万人フォロワーがいるカンザスシティのDJにフォローされている青森選管、実はすさまじいポテンシャルを秘めているのかもしれない……。

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寒川倫

寒川倫

1995年生まれの大学3年生。イラク戦争の頃にデモに初参加し、現在も一人でデモに出ている。「正しい倫理子」名義でねとらぼなどで執筆中。

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