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まさかの骨肉の争い!?「たかだか生徒会長選挙に命をかけたらこうなった」政治漫画が面白すぎる!



増沢諒
増沢諒

 

「政治家」が主役の漫画って、少ないと思いませんか?


例えば「先生」が主役の漫画なら「GTO」や「ROOKIES」、「医者」が主役の漫画なら「ブラックジャックによろしく」や「医龍」や「Dr.コトー診療所」と、名作が数多くありますが、「政治」や「政治家」をテーマにした物語はとても少なく、政治家を目指している僕としてはとても悲しい思いをしています。

今日2月9日は漫画本専門古書店「まんだらけ」が制定した「漫画の日」にちなんでおすすめしたいのが、この漫画。

帝一の國

 

「帝一の國」(作者:古屋兎丸 出版社:集英社)
http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/teiichinokuni/

現在までに13巻が出ており、恐らく次の14巻で完結するのか!?と思うくらい今まさに、クライマックス!このタイミングで読むのが、いちばん楽しめると思います!

 

■ガチンコの権力闘争


主人公である「赤場帝一」は、「海帝高校」に通う高校1年生。海帝高校は数多くの総理大臣・政治家・官僚を輩出している名門高校で、高校の「生徒会長」になることは、【将来の総理大臣の椅子が保障されている】という設定です。
そこで、生徒会長の座をかけ、まさに骨肉の争いが繰り広げられます。

コミック一巻

 

青臭さと裏切り合い。まさに青春と政治


コミック一巻
主人公の帝一は高校生らしく、青臭い大きな夢を語ります。時には裏切られ、時には友情を暖め合います。
「正しいか、正しくない」が判断基準となることが多い世の中で、政治(特に選挙)は今でも「好きか、嫌いか」といった人間味溢れる世界です。まさに、青春独特の青臭さと、政治の世界の泥臭さのミックス。青春漫画と政治の相性は抜群です。

 

ギャグ満載のなかにも、現実でもありえそうなリアリティのある描写も


票集めのためにはあの手この手が使われ、「おお、本当の政治っぽい」と思うものもありますし、一方で「それは行き過ぎだろ!」と思えるものもあり、ギャグ漫画としても楽しめます。

コミックより

 

自分の票を集めるためには変装や盗聴は当たり前、時には誘拐・監禁・洗脳まで行います。さすがに、本当の政治ではそこまではないものの、「少なからず当たってる」というものもあり、勉強にもなります。

例えば、
どの先輩についていくのか=政党の内部の「派閥」

不良集団と仲良くする=リスクを取って、票を得る

賄賂で票集め=選挙では「実弾」と呼ばれます

など、生徒会長選挙と言えども、さながら現実の政治です。

政治家に伝えたい「ハッ」とさせられる名言も


基本的には、「ギャグ漫画」の色が強い漫画ですが、中には政治家に伝えたい名言も。
例えば、主人公の帝一が、自分の票集めのために他の生徒から人気のある後輩を自分の派閥に入れようと説得します。その時に、後輩から言われる言葉を、政治家たちにも伝えたい。

コミックより

 
「僕はあなたの理念や理想の話を聞いたことがない・・・!」

「あなたが語るのはいつも票数の話ばかりだ!」

「理想のない指導者は組織を駄目にするだけだ!」

 

うーん、まさに名言。政治は、将来の日本を作る仕事ですから、ビジョンを示すことは重要でしょう。例え選挙に不利になるとしても必要なことはちゃんと言ってくれる政治家が増えて欲しいものです。


読むなら今がチャンス!


現在までに13巻がコミックになっています。今が特に盛り上がっているタイミングでとても面白いです!
今すぐ読んでください!そして感想を語り合いましょう!

増沢諒

増沢諒

増沢諒 1988年長野市出身。早稲田大学、東京工業大学 修士課程修了。研究テーマは「政治家のSNS利用」。 2014年マニフェスト大賞受賞。ITベンチャー企業や政治家秘書を経て、現在選挙ドットコム 編集長。

Twitter : https://twitter.com/ryo_masuzawa

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