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地味すぎ?地道?18歳選挙権でついに脚光を浴びるか、若者投票率を牽引するニューリーダーたち

2015/12/28

増沢諒

増沢諒

来年7月の参議院選挙から、18歳からでも投票できるようになります。「18歳選挙権」「模擬投票」「票育(有権者教育の新しい言い方)」など、新しい言葉とともに、若い世代の投票への関心を高めようと、様々な活動が見られるようになってきました。

大学生だった2009年に、国会議員の秘書インターンを経験して以来、ネット選挙を目指すOneVoiceCampaignや、食べ物から政治を考える「食べる政治」とここ10年ほどずっと有権者啓蒙活動を行なってきた「投票率啓蒙キャンペーン・ウオッチャー」の僕からすると、ここ1年の動きは、新しい動きがたくさんで、わくわくです。

そこで今回は、来年の7月に向けて今度ますます活躍が期待されるリーダーたちを紹介します。

「僕らの一歩が日本を変える。」

通称:「ぼくいち」<http://boku1.org/>

「NPO法人僕らの一歩が日本を変える」サイトより

「NPO法人僕らの一歩が日本を変える」サイトより

高校生や大学生を中心とするNPO法人です。有権者を育てることを目標に、「票育」というキャッチーな言葉を作り、全国の学校に出向き、授業を行なっています。先生役の大学生・高校生も22歳以下ととても若く、また、「楽しい」授業を売りにしています。

ホームページもおしゃれですが、票育以外の活動も個性的で楽しそうなものがそろっています。代表の後藤寛勝くんは時々飲みに行く遊び友だちです。ものすごく頭の回転が早く、かつ、センスもよく、普通だったら広告代理店か外資コンサルに行って、さらに顔もイケメンなので女の子にきゃーきゃー言われるタイプ。

そんな後藤くんような優秀な人材がこの業界に来てくれていることはとても嬉しいことですし、徐々に世の中の関心が政治分野に向かってきていることを感じます。彼自身もまだ21歳と若く、来年の参院選に向け、活躍が期待されます。

「CreateFuture山梨」

<http://www.createfuturey.com/>

「若者と社会をつなぐ」サイトより

「若者と社会をつなぐ」サイトより

山梨の大学を中心とする団体です。お昼ごはんを食べながら、気になるニュースを話す「昼飯NEWS」という活動は100回を迎えるほど。有権者啓蒙活動って、1年や2年の短命で終わってしまうことが多いのですが、CreateFuture山梨は学生団体としてちゃんと代々引き継がれ、活動が毎年大きくなっています。

高校教員を対象とした研修会の講師としても活動しており、来年に向けて今後ますます活発になっていくでしょうね。

代表の斎藤浩平くんは現在大学院1年生。斎藤くんがまだ大学生で、CreateFuture山梨を作ろうと活動を始めた頃からの知り合いですが、とっても真面目な青年です。もともと数学の教員志望で、常に「どう言ったら、どう伝わるのかな」と、参加者の気持ちを考えた活動をしてきています。

政治啓蒙活動って、どうしても知識と熱意が必要で、意識の高い層しか巻き込めないことも多いのですが、CreateFuture山梨は良い意味で参加のハードルが低い雰囲気です。また東京ではなく、地方で活動していることもポイント。今後、CreateFuture山梨を見習い、全国の大学で同じような団体ができるでしょうね!

「YouthCreate」

<http://youth-create.jp/>

「NPO法人YouthCreate ~若者と政治をつなぐ~」サイトより

「NPO法人YouthCreate ~若者と政治をつなぐ~」サイトより

投票率啓蒙活動の草分け的な団体です。NPO法人のYouthCreateの前身である学生団体i-Voteは2006年に設立されていますから、それを考えると9年以上も、この分野で活動している老舗団体です。

政治家と気軽に居酒屋でお酒を飲みながら話す「VotersBar」という活動を全国で展開しつつ、最近は全国の自治体で18歳選挙権や若者への啓蒙活動に関しての講演を行なっています。

代表の原田謙介さんは18歳選挙権に関する国会での特別委員会に参考人として呼ばれ、発言しているほどです。18歳選挙権を実現した功労者のひとりです。

若者×政治の分野を切り開いてきた大先輩でもあり、代表の原田さんは、年齢も僕の2つ上で、お互い大学生だった10年ほど前からの知り合いです。

原田さんも来年で30歳を迎え、そろそろ自身も「若者」と呼ぶのにはギリギリの年齢になってきたでしょうが(笑)、徐々に活動も大きくなってきており、来年はひとつの集大成の年になるでしょう!

その他、18歳選挙権や有権者啓蒙活動とは異なりますが、安保法案で一躍メディア露出が増えたSEALDsが安保法制に反対する「ママの会」「学者の会」とともに、「安全保障法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」を結成したり、各政党に向けた政策シンクタンク「ReDEMOS(リデモス)」を立ち上げたりと、引き続きメディアの注目を集めています。

今年は統一地方選挙、安保法案と、何かと政治や選挙が話題にあがる年でしたが、来年も参院選や18歳選挙権と、選挙の話題が続くでしょう。

NPOや学生団体、任意団体で活動する新しいリーダーたちの活躍に注目です!

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増沢諒

増沢諒

増沢諒 1988年長野市出身。早稲田大学、東京工業大学 修士課程修了。研究テーマは「政治家のSNS利用」。 2014年マニフェスト大賞受賞。ITベンチャー企業や政治家秘書などを歴任。

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