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9月の選挙総数は59件、うち投票率向上は8件

2015/10/25

選挙ドットコム編集部

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先月に引き続き、全国各地で執行された9月中の地方選挙をまとめてみました。

9月に実施された選挙

9月の都道府県知事選挙、都道府県議会議員選挙から市町村議会議員選挙(補欠選挙も含む)まで合わせて、執行選挙総数は59件でした。そのうち、前回2011年度の選挙と比べ、投票率がアップした選挙は以下の8件です。

全回選挙時より投票率が向上した選挙

全回選挙時より投票率が向上した選挙

この8件の選挙から、特に投票率アップが著しい山形市長選挙と与論町長選挙をピックアップしてみましょう。

まず、9月執行選挙中、もっとも高い9.34ポイント増を示したのが山形市長選挙。3期務めた市川昭男市長が高齢を理由に不出馬を表明、新人3名の争いとなった山形市長選挙は、自民・公明・次世代・改革の推薦を受け、市川市政の刷新派・佐藤孝弘氏と、市政継承を目指して民主・共産・社民・生活の推薦を受けた梅津庸成氏の、実質上の一騎打ちとなりました。開票率94%でも同数という両候補の戦いは、1700票あまりという僅差で佐藤氏が勝利。約半世紀に渡る非自民系市政が幕を下ろしました。詳細は以下の関連記事をご覧ください。

<< 激戦の山形市長選を制したのは、佐藤孝弘氏の「覚悟」と「4年間」だった(9月14日高橋茂)

次に高いポイント数を獲得したのは与論町長選挙。南政吾町長の引退を受け、こちらも新人2名の戦いとなりました。前与論町教育委員長の山元宗氏と、元NPO法人理事長の高井克彦氏の争いは、町議の大半の支援を受けた山氏が勝利しました。期日前投票者数が当日有権者の30.16%にあたる過去最高の1320人を数え、最終的に前回投票率を4.24ポイント上回り、有権者の高い関心がうかがえる結果となりました。

定数割れ選挙をめぐって見えてくるもの

今回、特筆すべきは、2つの定数割れの選挙があったこと。そのうちのひとつは御杖村議会議員補欠選挙で、議員2名の辞職により告示されましたが、立候補者1名のため無投票当選となりました。残り1名については、公選法に基づき、11月10日告示の村長選挙に併せて改めて補選が行われます。

昨今の選挙では無投票当選、定数割れが増加する傾向にあり、喫緊の課題となっています。4月19日付朝日新聞の記事では、この原因について、報酬額が低く、若者が敬遠していると分析しています。

もうひとつの定数割れは、9月27日に執行された稲美町議会議員選挙。こちらは定数16名に18名が立候補しましたが、その内3人が法定得票数に達せず落選し、当選者15名で1人欠員となりました。投票率は過去最低の52.61%で、前回の60.93%を8.32ポイント下回りました。

この理由について、9月28日付神戸新聞では「稲美町は豊かなので争点づくりが困難で、新人候補が政策を訴えにくい点にある」と伝えています。

無投票選挙や投票率については、こちらの関連記事もご覧ください。

<< 【選挙の目】「無投票選挙」を無くそう!実現可能?な2つの案(4月26日ザ・選挙)

<< 「小池みきの下から選挙入門.15 投票率が上がることが正義なのか?」(10月2日小池みき)

毎月の選挙まとめについて、今後も翌月下旬頃にお伝えしていく予定です。

 

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