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盛り上がらなかった埼玉県知事選、最低投票率はかろうじて回避

2015/8/10

選挙ドットコム編集部

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任期満了に伴う埼玉県知事選は9日投開票され、無所属で現職の上田清司氏(67)が、自民党埼玉県連が推薦する元総務官僚の塚田桂祐氏(58)、共産党が推薦する県労働組合連合会議長の柴田泰彦氏(62)、元県立高校教諭の武田信弘氏(61)、元米菓会社長の石川英行氏(52)の新人4人を破り、4選を果たしました。

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最低投票率はかろうじて回避

午後になり投票率が前回時を下回るようになると、埼玉県選挙管理委員会は「このままでは知事選過去最低投票率を更新してしまうかもしれません。」と危機感をあわらにした悲鳴ツイートを発信。これが531リツイートされ、多くの方々によってメッセージは拡散されました。

 

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それがどこまで影響したのかは定かではありませんが、注目となっていた投票率は26.63%で、前回全国の知事選で過去最低となった24.89%から1.74ポイント微増し、過去最低投票率の更新はかろうじて回避されました。ただし、前々回の投票率27.67%からは1.04ポイント下回る結果となり、投票率の低迷に歯止めがかからない状態が改めて浮き彫りになりました。

上田氏の得票数の動き

埼玉県知事選挙投票率の推移

埼玉県知事選挙の投票率と上田知事の得票率の推移

これまで投票率が下がっても確実に得票数を伸ばし続けてきた上田氏でしたが、今回の得票数は891,822票(得票率58.48%)で、事実上、共産推薦候補との一騎打ちとなった前回選挙での得票数1,191,071票(得票率84.29%)からは、299,249票も減少する結果となりました。

投票率の微増により全体の得票数が121,145票増える中、上田票が約30万票も減少した主な原因は、塚田氏の立候補でした。前回は上田氏を推薦した自民埼玉県連が、今回は独自候補の塚田氏を推薦し、322,455票(得票率21.15%)を獲得しました。

またそれ以外にも、共産推薦候補の柴田氏が、前回の共産推薦候補171,750票(得票率12.15%)より56,654票多い、228,404票(得票率14.98%)を獲得したことも影響していると見られます。

上田氏は多選自粛条例を破って出馬するなど、批判的なムードがあったにもかかわらず、維新の党からの支持や、民主党県連、県内9割の首長、経済団体など幅広い支援を固め、得票率58.48%という圧倒的な強さを見せつけました。自民県連とはしこりを残す形となりましたが、県民の期待に応えられるよう、引き続き上田知事として今後4年間の埼玉県政を着実に前に進めていただきたいと思います。

 

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